研究課題/領域番号 |
19K07707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
三方 林太郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (60596146)
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研究分担者 |
弘津 陽介 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(がんセンター局ゲノム解析センター), ゲノム解析センター, チーフ研究員 (10793838)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 胆膵癌 / NGS / liquid biopsy |
研究成果の概要 |
膵癌の解析では、血中K-RAS変異は7/68(10.3%)において検出された。血中K-RAS変異陰性の膵癌8症例でcirculating tumor cells (CTC) の解析も行い、StageⅡで3例(75%)、StageⅣでは2例(50%)でCTCが検出された。十二指腸液の解析では、消化管由来と思われる遺伝子異常も検出され特異的な遺伝子異常の同定が難しかった。胆膵癌パネルを用いた胆汁NGS解析では、悪性胆道狭窄症早期症例(StageⅠⅡ症例)で8/15(53%)においてOncogenic mutationが検出され、血液や胆汁遺伝子解析を用いた診断が早期診断に有用な可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
消化器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では膵癌患者の血液、消化液等を利用しNGSを用いた超高感度システムによる遺伝子解析から早期診断のバイオマーカーを探索する目的である。予定していた十二指腸液のNGS解析は今後の集積が必要だが、血液検体を用いたCTC解析や胆汁を用いたNGS解析により、胆膵癌の早期診断につながりうる研究結果が得られた。難治癌であり早期診断が困難な胆膵癌の予後向上につながる可能性のある意義深い結果が得られたと考える。
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