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2021 年度 研究成果報告書

GSK3βによるがん促進的糖代謝特性の解明と制御への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07710
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

堂本 貴寛  金沢大学, がん進展制御研究所, 助教 (80635540)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード分子標的治療 / がん代謝 / GSK3β / オートファジー
研究成果の概要

大腸がん細胞におけるGSK3βのがん促進作用をがん細胞の栄養獲得機構に焦点を当てて解析し、乳酸産生・分泌とオートファジー誘導に対するGSK3βの作用を見出した。また、GSK3β阻害剤とオートファジー阻害剤併用による細胞増殖に対する効果とその分子機構の解析から、両阻害剤の併用により、がん細胞の栄養獲得機構を標的とした効率的ながん治療法の開発につながることが示唆された。

自由記述の分野

分子腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がんは解糖系優位な代謝への依存とともに、オートファジーをエネルギー源として利用している。GSK3βが解糖系とオートファジーを一連の経路として統合的に制御しているというメカニズムが示されることによって、がん特有の代謝を一括で標的にするという独創的な治療法の科学的基盤になることが期待される。また、がん特有の代謝経路を広く理解することにより、がんの病態解明と新たな治療法の開発につながることはもとより、代謝異常による細胞現象への理解や他の疾患に対する治療法開発の応用に波及する可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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