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2021 年度 研究成果報告書

CAR-T細胞選択的な増殖・生存制御システムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07714
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関自治医科大学

研究代表者

内堀 亮介  自治医科大学, 医学部, 講師 (20458285)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードキメラ抗原受容体 / CAR / 選択的制御遺伝子 / SRG
研究成果の概要

本研究では、輸注したCAR-T細胞の体内増幅や生存を選択的に制御するための選択的制御遺伝子(SRG: selective regulatory gene)を開発した。SRGを搭載したT細胞は誘導剤(EPO)による刺激を加えると、良好な増殖が誘導された。また、マウスに輸注したSRG搭載T細胞は、EPOを投与している間は体内での細胞増殖が誘導され存続することを明らかにした。SRG搭載CAR-T細胞は、in vitroにおいてCD19陽性標的細胞を特異的に傷害した。担がんマウスの治療実験では、既存のCAR-T細胞ではがん細胞の増殖を制御することができない条件でも、全例が生存した。

自由記述の分野

免疫遺伝子細胞治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、in vitroおよびin vivoで、CAR-T細胞の増殖・生存制御を選択的かつ効率よく可能にするSRG技術を開発した。この成果は、CAR-T療法の可能性拡大や有効性の向上に繋がる基盤技術として利用できることだけに留まらず、T細胞を用いたあらゆる免疫細胞療法に対しても広く波及することが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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