研究実績の概要 |
【cfDNAの収集】 進行期非小細胞肺癌患者の診断時および経過中、治療耐性時のcfDNA回収を完了した。現在のところ、42例から114検体を回収できた。cfDNA抽出は、すでに当教室で確立した方法を用いた。問題なく抽出できた。 【cfDNAを用いた遺伝子プロファイルの作成】 回収できたcfDNAを用いて、すでに遺伝子変異プロファイルの作成を開始している。Human Comprehensive Cancer Panel (QIAGEN社)を用いてライブラリー作成を行っている。報告時には、すでに64検体のライブラリー作成を完了し、52検体の遺伝子プロファイルが完成している。現在のところは、解析したすべてのサンプルにおいて遺伝子プロファイルを作成できた。今後は同方法による遺伝子プロファイル作成を継続し、最終解析を行う予定である。 【剖検組織を用いた遺伝子変異プロファイルの作成】 6例の剖検組織を用いた遺伝子変異変異プロファイルの解析結果については、すでに論文発表を終えた(Koba H, Kimura H et al. Sci Rep. 2021, 11: doi: 10.1038/s41598-021-87094-1)。
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