研究課題/領域番号 |
19K07774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
遠西 大輔 岡山大学, 大学病院, 研究教授 (20825096)
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研究分担者 |
前田 嘉信 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (60403474)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 悪性リンパ腫 / 遺伝子解析 |
研究成果の概要 |
びまん性大細胞型リンパ腫(DLBCL)のうち、Double-hit Lymphomaに特徴的な遺伝子発現プロファイルを持つサブタイプである“DHIT-like lymphoma”は、非常に予後不良なリンパ腫として知られている。本研究では1000例を超える世界最大規模の患者コホートと最先端遺伝子解析技術を用いて、その分子学的機序を明らかとし、日本人における細胞起源(胚中心のDark Zone由来)とその分子背景が欧米人の特色とは異なることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
血液腫瘍内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
造血器腫瘍で最も患者数の多いDLBCLの中で、最近最も予後不良と報告されたDHIT-like lymphomaは、日本人コホートにおいても同様に予後不良である事が確認され、本邦においても早急に治療開発が必要である疾患群であることが改めて認識される結果となった。さらに、他研究における分子病態の解明と併せて、治療標的としてBCL2阻害剤やEZH2阻害剤などのエピゲノム阻害剤の有効性が期待できることが示唆されたことから、今後は臨床開発に向けた基盤整備が要求される。
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