研究課題
本来神経細胞を支持する役割を果たすアストロサイトは、損傷などの脳環境の破綻により活性化する。特に炎症性サイトカインに応答して誘導される「障害性活性化アストロサイト」においてどのような遺伝子発現変動および制御が関与しているかをChIP-seq, Nascent-sequenceなどの大規模解析により明らかにした。
1: 当初の計画以上に進展している
本年度は染色体構造変化を捉える4C-seqに着手し、解析系を立ち上げた。次年度以降結果の検証を行う。
本年度に立ち上げたクロマチン高次構造解析の結果を精査し、これまで得られた大規模解析の結果と合わせ、障害性アストロサイトの誘導メカニズムを明らかにする。
クロマチン免疫沈降に必要なサンプル調製のため、超音波ホモジナイザーを取得する。
すべて 2020
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 産業財産権 (1件)
Science Advances
巻: 6 ページ: 1-12
10.1126/sciadv.abc1428
Clinical Neuroscience
巻: 38 ページ: 1570-1572