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2021 年度 研究成果報告書

イノシトール・ポリリン酸における神経変性疾患の病態生理機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07851
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分51030:病態神経科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

永田 栄一郎  東海大学, 医学部, 教授 (00255457)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードイノシトール6リン酸キナーゼ / イノシトール・ピロリン酸 / 筋萎縮性側索硬化症 / 神経変性疾患 / 消化管
研究成果の概要

イノシトールポリリン酸、特に6リン酸(IP6)、7リン酸(IP7)およびIP6をリン酸化してIP7にする酵素(イノシトール6リン酸キナーゼ、IP6K)と筋萎縮性側索硬化症(ALS)との関連につき検討した。結果として、ALS患者では、IP7の上昇を認め、IP6Kが活性化されていることが明らかとなった。また、IP6、IP7は中枢神経系以外に消化管系統の臓器にも多く含有されていることを明らかとした。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

IP6、IP7およびIP6Kが中枢神経以外に消化管に多く分布していることが明らかとなったが、その機能、役割に関しては不明のままである。今後は脳-腸連関を含めた神経疾患での役割を解明していく必要がある。また、ALSでは、IP7ならびにIP7/IP6が有意にコントロールと比較して高値を示したことにより、IP6をIP7にリン酸化するIP6キナーゼ(IP6K)の活性化が起こっており、このことよりIP6、IP7、IP6Kは、ALS病態に深く関与しており、ALS診断バイオマーカーとなりうる可能性が示唆される。

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公開日: 2023-01-30  

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