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2023 年度 研究成果報告書

過敏性腸症候群に対する認知行動療法のランダム化比較試験と治療効果の神経基盤の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07882
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

船場 美佐子  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 行動医学研究部, 客員研究員 (80807082)

研究分担者 安藤 哲也  国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学成田病院, 教授 (50311428)
河西 ひとみ  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 行動医学研究部, 研究生 (90807067)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード過敏性腸症候群 / 認知行動療法 / 内部感覚曝露 / ランダム化比較試験 / 治療効果 / 神経基盤
研究成果の概要

難治性の過敏性腸症候群に対する「ビデオ教材を併用した内部感覚曝露を用いた認知行動療法日本語版」を開発し、その効果検証をするため、ランダム化比較試験を実施した。36例のIBS患者より研究参加への同意を取得し、33例を本登録した。33例のうち、17例がCBT-IE+TAU群、16例がTAU群に割り付けられた。両群において介入を実施し、介入前後ならびに介入終了3か月後時点で症状評価を実施し、データ収集を完了した。今後は、研究成果を論文にて公表する予定である。また、CBT-IE+TAU群5例を対象とし、介入前後で脳MRI撮像し、予備的な解析を実施した。

自由記述の分野

臨床心理学、心身医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、難治性の過敏性腸症候群(IBS)に対する「ビデオ教材を併用したCBT-IE(内部感覚曝露を用いた認知行動療法プログラム)日本語版」を開発し、効果検証のため、ランダム化比較試験を実施した。今後プログラムの有効性が検証されれば、治療マテリアルを日本全国のIBS患者と治療者に届けることができ、過度の負担を強いることなく、均質なCBTプログラムを広く普及することが可能となる。また、CBT-IE及び通常治療の前後の脳MRI画像を評価することにより、IBSの客観的な診断・治療マーカーを特定し、難治化の予測、治療適応の判定に活用することができる。

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公開日: 2025-01-30  

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