研究課題/領域番号 |
19K07891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
池田 義之 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (00573023)
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研究分担者 |
窪薗 琢郎 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (00598013)
赤崎 雄一 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (00631920)
大石 充 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50335345)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | オートファジー / ミトコンドリア / マイトファジー / 老化 / フレイル・サルコペニア / オルタナティブオートファジー |
研究成果の概要 |
我々は、フレイルとその主たる要素であるサルコペニアに関して研究を行った。動脈硬化の要因である脂質異常や閉経モデルの状況下では、血管内皮細胞、血管平滑筋細胞、骨格筋細胞におけるミトコンドリア機能障害に伴う酸化ストレス増大から細胞老化を来しており、さらに骨格筋細胞では分化が抑制された。その原因はRab9依存性のオルタナティブオートファジーを起源としたマイトファジーの低下であることを基礎研究で明らかにした。さらに、動脈硬化性心血管疾患患者では、フレイル・サルコペニアの主たる要因である低栄養があるとその後の心血管イベントを発症しやすく、また生命予後が不良であることを、臨床研究にて明らかにした。
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自由記述の分野 |
医学(循環器、老化)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の本邦における超高齢社会において、フレイル・サルコペニアの増加は、その後の要介護人口の増大に繋がることから、解決すべき重要な社会的問題である。今回我々は、生活習慣病や女性における閉経に伴う血管老化および骨格筋細胞分化の低下が、異常ミトコンドリアの蓄積に伴う酸化ストレス増大を基盤に生じており、その分子メカニズムまで明らかにした。この研究結果を基に、血管老化の抑制や骨格筋細胞分化障害の改善を通じてフレイル・サルコペニアに対する有効な予防や治療方法を開発できることが期待される。本邦における社会的問題の解決が大いに期待できる社会的意義の高い研究結果を得ることができた。
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