研究課題/領域番号 |
19K07935
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
|
研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
竹下 明裕 浜松医科大学, 医学部附属病院, 准教授 (00242769)
|
研究分担者 |
太田 千亜希 (山田) 浜松医科大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師 (60770980)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 不規則抗体 / 遅発性副反応 / 抗原陽性輸血 |
研究成果の概要 |
958例が登録された。抗原陰性血が選択されない理由は、「輸血前の間接抗グロブリン試験が陰性」382例「非特異的な自己抗体が検出された」223例「抗原陰性血を準備する時間がない」20例であった。958例中、800例で対応する抗原陽性もしくは抗原の有無が不明の赤血球が輸血された。検出された臨床的意義の高い抗体は抗E(35例)、抗Lea(IAT)(17例)、抗C(10例)であった。 輸血副反応は30例(4%)で認められ、抗原陽性血は294単位、抗原不明血は44単位輸血された。臨床的意義の高い抗体は抗E(5例)、抗Jra(2例)、自己抗c(1例)、抗Dib(1例)であった。溶血所見は5例に認められた。
|
自由記述の分野 |
輸血学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緊急時等で不規則抗体が検出された場合、やむをえず、抗原陽性血が輸血される場合があるが、その原因を明らかにできた。実際に、抗原陽性輸血が施行された場合、副反応が心配されるが、その頻度と、臨床的意義のある抗体、臨床的意義の少ない抗体との関係が明らかになった。
|