現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
1)免疫チェックポイントの関係した筋炎症例の免疫染色を遂行中である. ①免疫チェックポイント阻害薬投与後筋炎(新規症例3例含む),②多発筋炎・封入体筋炎(15例),③MG+筋炎(10例),④慢性GvHDに伴う筋炎症例10例,⑤血液腫瘍細胞の筋浸潤組織5例について,免疫チェックポイント関連分子[(PD-1,PD-L1, CTLA-4,CD80・CD86 pathway, CD28, Fas, Fas-L, CD33, CD11b, CD8, CD4,Treg(FOXp3), CD68, CD123(樹状細胞), CD11c(M1マクロアージ), CD163(M2マクロファージ)]に対する免疫染色を遂行中である.一部のものは,染色性のパイロット検討中の段階であるが,一部のものは疾患コントロールとあわせ解析中である.パイロット検討は2019年度に終了する予定であったのでこの部分でやや遅れが生じている。 2)多発筋炎・封入体筋炎の組織の発現解析に関しては,43例の封入体筋炎と6例の多発筋炎,9例のコントロール症例について組織のサンプリングとデータ化が終了している.免疫チェックポイント分子の組織発現に絞った解析の準備が完了した. 3)昨年度までの研究で本検討のターゲットである多発筋炎・封入体筋炎に加え,MG合併筋炎,慢性GvHDに伴う筋炎,血液腫瘍細胞の筋組織浸潤による筋炎が,免疫チェックポイント機構の異常に伴う筋炎であることが明らかになった.現在,慢性GvHDに伴う筋炎,血液腫瘍細胞の筋組織浸潤による筋炎に関しては論文執筆中である. 1)のパイロット検討は2019年度中に終了する予定であったので、この部分でやや遅れが生じている。
|