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2021 年度 研究成果報告書

脳アミロイドアンギオパチー関連炎症動物モデルの作成と病態解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07958
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

坂井 健二  金沢大学, 附属病院, 講師 (00572306)

研究分担者 濱口 毅  金沢大学, 医学系, 准教授 (70452109)
山田 正仁  金沢大学, 医学系, 協力研究員 (80191336)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード脳神経内科 / 神経病理 / 脳血管障害 / 炎症 / アミロイド
研究成果の概要

脳アミロイドアンギオパチー(CAA)関連炎症の脳脊髄液について、15症例の検体を収集し、ELISAを用いた抗Aβ抗体測定系の確立を行った。アルツハイマー病マウスモデルについて、APP (NL-G-F/NL-G-F) では脳血管へのAβ沈着は軽度であったため、別の動物モデルであるR1.40マウスの繁殖を行った。
CAA関連炎症とCAA症例の脳脊髄液や脳病理標本を解析し、CAA関連炎症の治療後では脳脊髄液中のAβ40やAβ42が治療前と比較して低下することを見出した。また、CAA関連炎症の急性期では、血管壁の一部にのみAβ沈着が見られる血管が増加することを明らかにした。

自由記述の分野

脳神経内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳アミロイドアンギオパチー(CAA)関連炎症はステロイドや免疫抑制薬の投与で改善が見込める病態であるが、疾患特異的な治療法は確立されていない。治療法開発のためには動物モデルの確立とそれを用いた病態の詳細な解明が重要である。現時点ではCAA関連炎症マウスモデルの確立には至っていないが、研究継続に必要なCAA関連炎症症例の脳脊髄液を収集できており、今後も研究を継続する。
CAA関連炎症の脳脊髄液や病理標本の解析研究で、脳脊髄液のAβ40やAβ42の測定がCAA関連炎症における診断や治療マーカーとなりうることを明らかにした。

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公開日: 2023-01-30  

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