研究成果の概要 |
研究期間内に以下の研究成果を得た。1) ALSの選択的筋障害として、split finger, weak shoulder, arm sparingの3つの新しい徴候を見出した。これらは既報告の徴候よりも高い感度特異度を示した。2) 僧帽筋・三角筋の反復神経刺激試験(RNS)と僧帽筋針筋電図を総合した、感度特異度の高いALSの新たな電気生理学的診断パラメータを提唱した。僧帽筋RNSでの漸減現象はALSに高い特異度を示し、上肢発症例で以上3つがすべて陰性であることはnon-ALSに高い特異度を示した。3) その他ALSの電気生理学的診断に関連する種々の関連研究を行なった。
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