研究課題/領域番号 |
19K07996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
林 信太郎 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (90312876)
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研究分担者 |
山崎 亮 九州大学, 医学研究院, 准教授 (10467946)
小早川 優子 九州大学, 大学病院, 助教 (40733788)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / グリア性炎症 / 脊髄前・側索 / 髄鞘淡明化 / 血液脳関門 / ELISA / 動物モデル |
研究成果の概要 |
孤発性筋萎縮性側索硬化症 (ALS)の病態と治癒させる方法は現在も不明である。TDP-43病理の発見以来、ALSの変性は運動系を超えて広範囲に及ぶ事が明らかとなった。私達は運動系以外の領域のうち脊髄前・側索から錐体路を除いた部に存在するびまん性の髄鞘淡明化と、そこに一致して出現する活性化ミクログリアに着目して研究を継続して来た。この過程でグリア性炎症関連分子であるgalectin-3とp22に着眼するに至り早期診断マーカーとしての有用性と治療効果について解析した。この結果、現時点で有意な所見を見い出せていないが、解析の際に見落としがちなALS検体特有の盲やその修正法について考察した。
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自由記述の分野 |
神経病理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ALSが最初に文献に記載され1世紀以上が経過しているものの、現在も病態は不明である。早期診断マーカーがない事実は、今後何らかの治療法が世に出たとしても患者は早期に治療を受ける機会を逸する事を意味する。今回私達は新しい視点でgalectin-3とp22という活性化ミクログリア関連分子に着目しALSの早期診断マーカーとしての有用性の検証と治療方法の樹立を試みた。残念ながら現段階で有意な結果を得られていないが、ELISA法やプロテオーム解析を用いた実験を行うにあたりALS検体特有のpit fallが示唆されたのでその改善策を考察し、今後同じ目的の研究が円滑に行われるための情報の一端を提供した。
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