研究成果の概要 |
ミルナシプランとドパミン部分アゴニストであるアリピプラゾールの併用では、ラットの側坐核における細胞外ドパミン濃度の明らかな増加は認められず、細胞外ノルアドレナリン濃度の増強を認めた。セルトラリンとアリピプラゾールの併用は、強制水泳試験におけるスコアを有意に減少させた。反対に低用量のアリピプラゾール(0,3mg)の併用では、スコアが高い傾向を示した。セルトラリンとアリピプラゾール(3mg, 9mg)の併用は無動時間を延長させた。薬理学的な結果と行動学的な所見は一致しなかった。 臨床研究に向けて準備を行っていたが、covid-19の流行が続くため被験者の安全を考え臨床研究は中止とした。
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