研究課題/領域番号 |
19K08022
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
村川 徹 (平地徹) 佐賀大学, 医学部, 助教 (00813049)
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研究分担者 |
門司 晃 佐賀大学, 医学部, 教授 (00294942)
阪本 雄一郎 佐賀大学, 医学部, 教授 (20366678)
溝口 義人 佐賀大学, 医学部, 准教授 (60467892)
扇谷 昌宏 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (60636455)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | iMG / せん妄 / FCM / 貪食能 / 神経炎症仮説 |
研究実績の概要 |
2020年4月から翌2021年2月までは対象患者が3人と多くは集まらなかったため、コントロールの患者を募集し、3月より、iMG誘導及び実験を開始している。実験当初の目標数に近づけるために対象患者を募集することはせず、明確な基準にあてはまる少数の患者の検体のみを引き続き取り扱って行くことも研究会議の中で決定した。iMG誘導後、mRNA単離まではスムーズに行うことが出来たが、in vitroでiMGに生きたままIgGビーズを貪食させ、固定後撮影し、貪食能を評価する、また、FCMにより評価することで細胞が死滅する、培養中に剥離すると死滅してしまうといったトラブルがあり、誘導後の実験の一部はスムーズにいかなかった。他研究機関に異動した職員、研究分担者とweb会議を行い、3月はiMG誘導期間、実験の曜日、実験の人員配置などを明確化し、月間スケジュールを策定した。また、実験の失敗により、新たな実験方法を模索し、非トリプシン系の剥離剤を用いること、播種する細胞数の調整なども行い、その試行錯誤は現在も行っており、iMG誘導後の実験プロトコールを確立を目指しているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症により、対象を広げた後であっても、認知症、大量飲酒、頭部外傷など、交絡因子となりうる要素を含む症例以外は紹介がない。学会も全て中止となっており、発表もできなくなっている。そのため、コントロール患者での実験を進め、対象患者は3例は確保しており、mRNA抽出までは行っている。
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今後の研究の推進方策 |
実験プロトコールを確立した後、対象患者とコントロール群のiMGで貪食実験を行い、画像ベースでの貪食能を評価し、FCMによりiMGが生きたまま貪食能を測定する。また、iMGより抽出したmRNAを用いてmicroarrayで遺伝子発現を比較していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症により症例が多くは集まらず、実験機材、薬剤に関しても使用期限があるために、購入器具も購入が限られたため。次年度には、mRNAの解析に費用が一番多くかかることが考えられる。また、iMG誘導後の実験も2021年3月より活発に行っているため、実験機材の購入に充てる予定である。
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