研究課題/領域番号 |
19K08045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
池田 学 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60284395)
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研究分担者 |
引田 咲良 大阪大学, 医学系研究科, 技術補佐員 (00834805)
鈴木 麻希 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 寄附講座講師 (80422145)
釜江 和恵 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 特任講師 (90553256)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 前頭側頭葉変性症 / 前頭側頭型認知症 / 行動異常型前頭側頭型認知症 / 意味性認知症 / バイオマーカー / Prodromal期 |
研究成果の概要 |
神経病理学的にFTLDと確定した症例について、発症2年以内にアパシーや失語症状のほか、寡黙や妄想を呈する例があることを明らかにした(Kawakami I et al, 2020)。 国際研究グループの一員として、Prodromal期FTLDと鑑別が最も必要となることが予想される精神疾患について、行動異常型FTDと精神疾患の鑑別ポイントに関する論文を出版した(Ducharme S et al, 2020)。右側頭葉優位型意味性認知症の精神症状について検索し、初期からbvFTDとほぼ同様の行動障害が出現することを明らかにした(Sato S et al, 2021)。
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自由記述の分野 |
老年精神医学,神経心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前頭側頭型認知症において、発症ごく初期の症状を明らかにできたことにより、Prodromal期から出現していると考えられる症状が予測できるようになった。今後、アルツハイマー病のように疾患修飾薬の開発が順調に進めば、臨床試験の対象を今回明らかになった症状を指標にprodromal期から抽出できる可能性が出てきたと思われる。
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