研究成果の概要 |
双極性障害患者33名、健常者45名から20Hz、30Hz、40Hz、80Hzクリック音刺激を呈示した際の脳波を取得した。そのうち、複数回の検査を施行出来た患者は4名 であった(3回検査出来た症例が2名、2回検査出来た症例が2名)。 横断的には、双極性障害患者では80Hz刺激に対するパワー(t=0.25, p=0.03)と80Hz及び40Hz刺激に対する位相同期性(t=2.0, p=0.05;t=2.9, p=0.006)が健常者 に比べて有意差に減少していた。 また、縦断的なデータがとれた患者において、40Hz刺激に対する位相同期性と躁症状評価尺度の間に正の相関がみられた。
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