• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

先進的バイオマーカーを活用した認知予備力の本態解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K08057
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関大阪河崎リハビリテーション大学

研究代表者

武田 雅俊  大阪河崎リハビリテーション大学, リハビリテーション学部, 教授 (00179649)

研究分担者 酒井 桂太  大阪河崎リハビリテーション大学, リハビリテーション学部, 教授 (90517012)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード認知予備力 / 生物学的パラメーター / 心理社会的要因 / アポリポ蛋白E / 補体 / トランスサイレチン / アミロイド / キネシン軽鎖バリアント
研究成果の概要

認知予備力の生物学的な本態は明らかではない。本研究では、地域在住高齢者を対象として、代表研究者が開発した認知予備力調査票Ver3.2により認知予備力スコアを算出し、エントリー時および一年後の認知機能と末梢血バイオマーカー(APLP1, APLP2, KLC1vE, ApoE, ApoA1, C3, TTY)の定量を行った。単身、無職、運動習慣無しが、1年後の認知機能低下と相関し、認知予備力により認知機能低下速度が規定されることを示した。アポリポ蛋白A1、補体成分C3、トランスサイレチンTTYレベルはいずも認知機能と相関を示しておらず、認知機能レベルよりも認知予備力レベルとの相関が示唆された。

自由記述の分野

精神医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知予備力の生物学的本態を解明することは、認知症の発症予防だけでなく、認知症の進行防止の観点からも極めて重要である。アルツハイマー病の病態が解明されると共に、認知機能低下は脳の加齢変化と密接に関係していることが明らかにされつつあることから、人は寿命の延伸は必然的に認知機能低下を引き起こす可能性が指摘されるが、このような脳の老化や病理過程に拮抗して、認知機能を維持する戦略を考える時に認知予備力の概念は大きな力となる。認知予備力の本態を解明することにより、高齢者の認知機能低下を予防する方策を提案することができる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi