研究課題
慢性期の入院統合失調症患者30人および一般健常人15人に対して、体重、身長、ウエスト経、TC、TG、HDL、LDL、FBS、HbA1c、Alb、Ch-Eなどの血液性化学的データを取り、プレリミナルに経時的な変化を両群間で比較検討したところ、統合失調症患者群では低体重の割合が多く、TG、HDL、Alb低値の傾向が認められた。今後はシンバイオティクスを投与し、その前後で上記の血液生化学的データや精神病症状の変化を経時的に比較していく。そのうえで下記のことを明らかにしたい。I.我々が行った身体リスク実態調査によって明らかとなった入院統合失調症患者の低体重・低栄養リスクの軽減を目指し、その原因を特定するII.統合失調症患者の腸内細菌叢パターンと各精神症状重症度との関連を明らかにする
3: やや遅れている
シンバイオティクスの投与に際し、承諾を得ることが出来る患者が少なく、研究協力者が少ないことで十分な進捗が得られていない。
R2年度は研究協力者を増員し、積極的にデータ収集を続ける。
サンプル収集が進んでいないため、外注予定であった次世代シークエンス遺伝子解析装置を用いた糞便細菌叢の変化についてデータを得ることが出来ていない。
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Journal of Clinical Psychopharmacology
巻: 40 ページ: 14-17
10.1097/JCP.0000000000001158.