• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

腸内細菌叢に着目した統合失調症のmortality gap回復と新たな治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 19K08068
研究機関新潟大学

研究代表者

須貝 拓朗  新潟大学, 医学部, 客員研究員 (40571914)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード統合失調症 / 低体重 / シンバイオティクス / 咀嚼力 / 残存歯数
研究実績の概要

目標数には至っていないが、慢性期の入院統合失調症患100人および一般健常人30人に対して、体重、身長、ウエスト経、TC、TG、HDL、LDL、FBS、HbA1c、Alb、Ch-Eなどの血液性化学的データを取り、プレリミナルに経時的な変化を両群間で比較検討したところ、統合失調症患者群では低体重の割合が多く、TG、HDL、Alb低値の傾向が認められた。
今後はシンバイオティクスを投与し、その前後で上記の血液生化学的データや精神病症状の変化を経時的に比較していく。そのうえで下記のことを明らかにしたい。
I.我々が行った身体リスク実態調査によって明らかとなった入院統合失調症患者の低体重・低栄養リスクの軽減を目指し、その原因を特定する
II.統合失調症患者の腸内細菌叢パターンと各精神症状重症度との関連を明らかにする

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

シンバイオティクスの投与に際し、承諾を得ることが出来る患者が少ないため十分な進捗が得られていない。

今後の研究の推進方策

R3年度は研究協力者を増員し、積極的にデータ収集を続ける。
シンバイオティクス投与前後の生化学的データに加え、咀嚼力に関連する残存歯数などのデータも追加して収集する。

次年度使用額が生じた理由

シンバイオティクスを使用した前後のデータを取得する予定であるが、研究同意者が少なく当初の予定よりもその使用計画が遅れている。
引き続きデータ収集を行い、目標サンプル数を目指して研究を進めたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The relationship between schizophrenia patients’ attitudes towards physical health and the prevalence of metabolic syndrome.2020

    • 著者名/発表者名
      6.Sugai T, Suzuki Y, Yamazaki M, Shimoda K, Mori T, Ozeki Y, Matsuda H, Sugawara N, Yasui-Furukori N, Okamoto K, Sagae T, Someya T
    • 雑誌名

      Clinical Neuropsychopharmacology and Therapeutics

      巻: 11 ページ: 23-34

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi