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2020 年度 実施状況報告書

児童思春期強迫症における脳画像と認知機能の統合解析によるエンドフェノタイプの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K08076
研究機関九州大学

研究代表者

村山 桂太郎  九州大学, 大学病院, 助教 (20645981)

研究分担者 中尾 智博  九州大学, 大学病院, 講師 (50423554)
樋渡 昭雄  九州大学, 医学研究院, 准教授 (30444855)
山下 洋  九州大学, 大学病院, 学術研究員 (20253403)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード強迫症 / エンドフェノタイプ / 認知機能 / 脳機能画像 / 安静時脳機能的結合
研究実績の概要

強迫症(OCD)は統合失調症や双極性障害と同様に遺伝的負因が強いことが報告されており、その半数は児童思春期に発症する。しかし、これまでの脳画像検査は成人OCDを対象としているものがほとんどである。
本研究の目的は児童思春期のOCDとその第一度近親者を対象にエンドフェノタイプとして脳形態画像、脳機能画像および神経心理機能を調査し、それらの相関を解析し、より本質的な児童思春期OCDの生物学的病態を明らかにすることである。
当該年度は12歳以上18歳未満で未治療もしくは少なくとも2週間は向精神薬を服用していないOCD患者を対象にリクルートを行った。また成人OCDにおける小脳と大脳の安静時機能的結合について調査し、査読有りの学術雑誌に受理された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究は向精神薬未内服の児童思春期の強迫症患者が対象者であるが、リクルートが十分にできず、目標人数に達していないため

今後の研究の推進方策

本研究の対象条件を満たすOCD患者とその近親者により広く本研究が周知できるように、市中の医療機関を通して本研究の広報活動を行い、対象者の募集を行う。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、参加予定としていた国際学会、国内学会がオンライン開催となり、旅費の使用が少ない状況となった。また対象者のリクルートが進まず、謝金の使用が少なかった。
次年度は対象者に対する謝金および成果発表のための学術大会への旅費・参加費、ならびにオープンアクセスの国際雑誌への掲載料に使用する予定である。また、解析を効率良く進めていくためのパソコンならびにデータ保存のための機器を購入予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Aberrant resting-state cerebellar-cerebral functional connectivity in unmedicated patients with obsessive-compulsive disorder.2021

    • 著者名/発表者名
      Murayama K, Tomiyama H, Tsuruta S, Ohono A, Kang M, Hasuzawa S, Mizobe T, Kato K, Togao O, Hiwatashi A, Nakao T
    • 雑誌名

      Frontiers in Psychiatry

      巻: in press ページ: in press

    • DOI

      10.3389/fpsyt.2021.659616.

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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