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2020 年度 実施状況報告書

F-18 低酸素イメージングPET製剤による心筋症の診断手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K08128
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

福島 賢慈  埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (50408613)

研究分担者 山根 登茂彦  埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (20526660)
長尾 充展  東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (60533081)
久慈 一英  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90283142)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード心筋症 / 低酸素 / PET / 循環器画像
研究実績の概要

非虚血性心筋症に対する低酸素イメージングF-18 PET製剤(FMISO)を用いて、傷害心筋の低酸素状態の画像化及び、心筋の低酸素状態と致死性不整脈や心不全との関連、また左室機能や線維化との関連を評価している。数例の症例登録が行えたため、心臓MRIとFMISO画像との対比を行ったところ心筋の線維化部分にFMISOの集積が確認できた。しかしながら集積は淡く(SUVmax 2.8)、当該症例は線維化は一定の範囲で確認できたが左室機能が比較的保持されており非代償性左心不全には至っていない状態と考えられた。それでも集積の定量解析では、当院での別の研究データから得られた心疾患の無い心筋のSUV値よりも有意な高値(SUVmax 2.5-3.0。陰性の場合は集積値はSUVmax 1.5未満)を示しており心筋線維化での低酸素状態が確認できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナの影響で受診控えが広まり、症例登録が遅れている。本研究のような別個に画像検査を追加する体制では緊急事態宣言が解除されても感染を懸念し余分な通院を望まない場合も多く説明困難な場合が多い。

今後の研究の推進方策

今後はコロナの影響を踏まえながらも丹念に理解を得るよう研究同意取得に努めつつ、画像検査を増やすようにしていく。さらに一定数の症例を獲得できた段階でワークステーションで集積の解析や得られたデータでの統計処理を行い、傷害心筋と低酸素イメージングのシグナル強度などとの相関を評価していく。

次年度使用額が生じた理由

症例の登録が遅れたため製剤費や検査費用などの持ち越しの必要性が生じた。

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公開日: 2021-12-27  

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