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2021 年度 研究成果報告書

Cu-64/67標識新規アミノ酸を用いたLAT1標的化悪性腫瘍診断/治療薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08133
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関鈴鹿医療科学大学

研究代表者

藤澤 豊  鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 助手 (30511993)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードATSM含有新規アミノ酸 / LAT1 / 悪性腫瘍診断/治療薬開発
研究成果の概要

L-type amino acid transporter 1 (LAT1)を標的とした悪性腫瘍の診断/治療が注目されている。本研究では、新規アミノ酸Cu-ATSMaaを合成し、これらの物性評価ならびにMCF7細胞を用いた種々の検討により、Cu-ATSMaaのLAT1標的薬剤としての可能性を評価した。合成したCu-ATSMaaのわずかな側鎖サイズの差が、MCF7細胞への取り込みやMCF7細胞からの排泄に影響を与えることが明らかとなった。有望なATSMaaのCu-67標識体を用いて、モデルマウスにおける体内分布を調べたところ、腫瘍に対してCu-67を長時間保持できることが明らかとなった。

自由記述の分野

創薬錯体化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、新規アミノ酸Cu-ATSMaaがLAT1の基質として細胞内に取り込まれることを明らかにした。側鎖サイズのわずかな違いが細胞内外へのCu-ATSMaaの移行に影響を与えること、また、LAT1基質となるCu-ATSMaaのCu-67標識体の投与により、モデルマウスにおいて腫瘍にCu-67を長時間保持できることを明らかとした。本研究で得た、構造と細胞内外への移行挙動の関係は、LAT1標的薬剤開発における基礎データとして活用できるものと考える。また、更なる構造発展は必要であるが、放射性銅Cu-64/67標識ATSMaaのLAT1標的診断/治療薬剤として有用性を示せたものと考える。

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公開日: 2023-01-30  

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