研究課題/領域番号 |
19K08148
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
山田 哲 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (80419407)
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研究分担者 |
深松 史聡 信州大学, 医学部附属病院, 医員 (00837156)
藤田 顕 信州大学, 医学部, 助教(特定雇用) (50837078) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 画像データベース / 肝疾患 / MRI / 人工知能 / 視線追跡技術 / 人工知能 / 音声認識 / 仮想現実 |
研究実績の概要 |
MRIと人工知能を用いた肝病変診断アルゴリズムを構築する際には,人工知能の学習に用いる教師ラベル付きのMRI画像を用意する必要がある.しかしながら,MRI画像に教師ラベルを付与する作業には多大な時間と労力が必要で有るため効率的な作業環境の構築が必要不可欠である.前年度の研究成果として,視線追跡技術とVRヘッドマウントディスプレイを利用したMRI画像閲覧および教師ラベル付与作業環境の構築に成功し,肝細胞特異性造影MRI画像を用いた教師ラベル付き画像作成に着手している.研究成果の一部を以下通り,文献的報告および学会報告を行なった.1)【シリーズ新潮流 The Next Step of Imaging Technology Vol.13 医療AIはニューノーマルになるか 画像診断・検査に変革をもたらす研究開発と臨床応用の最新動向】領域別画像診断における研究開発のトピックス 4.腹部領域における研究開発のトピックス.INNERVISION(0913-8919)36巻7号 Page24-27(2021.06),2)「Tensilica HiFi DSPによる音声認識デバイス操作と仮想現実(VR)技術を用いた画像診断支援AIシステムの実践(特別講演)」CadenceLIVE 2020 Japan(Web開催),2021,3)「視線追跡型VRヘッドセットと音声認識コマンド操作による人工知能学習用教師ラベル作成ならびに読影環境構築の試み」日本医学放射線学会秋季臨床大会(Web開催),2021.,4)「腹部造影 CT 診断における AI の臨床応用(招待講演)」RAD_IPM_WEBカンファレンス20211221(Web開催)2021.12.21,5)「Gd-EOB-DTPA 造影 MRI コンパートメントモデル解析による免疫チェックポイント 阻害薬治療抵抗性肝細胞癌 subtype 推定の検討」第28回 肝血流動態・機能イメージ研究会(Web開催)2022.1.30,6)「画像診断におけるAIの臨床応用と画像診断医の役割(招待講演)「第24回関西Radiology Update講演会」(オンライン開催)2022.3.12.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
人工知能を応用した診断アルゴリズムの開発に必要な,MRI画像に教師ラベルを付与する作業環境の構築に時間が要したため.
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今後の研究の推進方策 |
人工知能を応用した診断アルゴリズムの開発に必要な,MRI画像に教師ラベルを効率的に付与する作業環境の構築が現在までに完了しており,今後作業効率の改善が見込まれる予定である.
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画から研究実施状況が遅れており,予定年度内に使用予定であった経費を来年度に使用して診断アルゴリズムの開発に必要な物品を購入するため.
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