研究成果の概要 |
本応募研究では2018年1月から2020年12月末までに大腿膝窩動脈の動脈硬化性閉塞性病変に血管内治療を受けた102名を分析対象とした。カルシウムスコア中央値は2807だった。PACSSスコアとCT計測によるカルシウムスコアには比較的強い相関が見られた(相関係数0.67 P<0.001)。治療部位の一次開存率(再狭窄回避率)は1,2年で88%,74%だった。単変量解析による再狭窄のリスク因子は透析患者のみで(HR4.225, 1.701-10.492, P=0.002)、PACSSスコアやCTでのカルシウムスコアは有意でなかった。
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