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2020 年度 実施状況報告書

ポジトロン放出核種であるI-124を用いた抗腫瘍効果に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K08193
研究機関東北大学

研究代表者

船木 善仁  東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 講師 (50261491)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードI-124 / 診断 / 治療 / Theranostics
研究実績の概要

2020年度は東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターのRI棟が2020年4月から2021年3月まで大規模な改修工事が施工された。そのRI棟には当研究を行うための実験室が複数あるが、その改修工事に先立ち2019年11月より動物飼養の停止、実験室にあるクリーンベンチやインキュベータ、HPLCなどの機器の撤去が始まり2019年10月以降実験を行うことができない状況が続いている。また改修工事に伴い、ラジオアイソトープ(RI)を含んだ液体を貯留する貯留槽の埋没型(地下型)から地上型への変更も同時に行われ、その切り替えのために2020年11月よりセンターにおいて改修工事が行われない別棟においても一切のRIが使用できない状態となっている。そのため、サイクロトロンの運転も停止せざるを得ない状況となっている。
これらの理由により、2020年度は予定していた研究を予定通りに行うことができなかった。
2021年度は改修工事による引っ越しの際に老朽化した機器の廃棄、特に細胞培養関連においてクリーンベンチや冷却遠心機を廃棄したため、それを購入し、細胞培養関連の実験を行う予定である。RIの使用およびサイクロトロンの運転に関しては貯留槽の変更を行ったため原子力規制庁に変更承認の申請を行っている。今後、その変更承認の許可が下り次第、RIの使用およびサイクロトロンの運転が再開されるため、現時点でいつから研究が再開できるかは不明である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020年度は実験室があるRI棟の大規模改修工事が始まり、測定や細胞培養、動物の飼養が全くできない状態である。また、コロナウィルスの影響で試薬等の納入も行われていない。そのため進捗状況としては大幅に遅れを取っている。

今後の研究の推進方策

2021年度は大規模改修からの復活(移動した機器の再設置、廃棄に伴い購入した新しい物品の設置、RIが再び使えるようになるための変更承認申請等)を重点的に行うため、研究再開の時期は現時点で不明である。またコロナウィルス禍により物品の納入や人の出入り、職場への出勤自粛がいつまで続くか判らないため、どのように進捗していくのか現時点では判らない。
ただし、RIを使わない実験(細胞培養等)に関してはRI棟の使用が可能になった時点から始める予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナウイルス禍により試薬輸入の禁止措置等、物品購入が不可となったため購入予定のものが予定通りに買えなかった。また、複数の学会参加を予定していたがその学会も中止やオンライン開催となり、旅費および参加費の使用が予定通りに使用されなかった。
2020年度は実験室の改修に伴い老朽化した機器を廃棄した。そのため2021年度はその廃棄した機器(クリーンベンチ、冷却遠心機)の購入を予定している。

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公開日: 2021-12-27  

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