124Iの製造は不純物である長半減期の125Iの生成が抑制できる124Te(p,n)124I核反応を適用した。14 MeVのプロトンビームを3.24μAで440分照射し、ターゲットマトリックス内に124Iを製造した。照射後のターゲットに対し乾留を行い、十分量の124Iを得た。 標識合成後の未反応の124Iの回収は市販の陰イオン交換カラムを用い、未反応のI-124のみ捕集され、この陰イオン交換カラムに硫酸ナトリウム溶液を通じることによってI-124を陰イオン交換カラムより回収することもできた。従って、陰イオン交換カラムを用いた回収はI-124の効率の良い利用法として期待できると考えられる。
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