今後の研究の推進方策 |
今後、COVID-19の流行の終息を待って、花岡宏史准教授と相談し、Suman Shrestha氏とともに、甲状腺乳頭癌細胞株(K1,FTC-133, FTC-236, FTC-238, RO82-W-1)、濾胞癌細胞株(Nthy-ori 3-1)を購入し培養を開始し、甲状腺癌の腫瘍移植マウスモデルを作成する。 Cu-64 PSMAの合成は、群馬大学医学部附属病院中央診療棟の地下1階PET/SPECT室で行う。住友重機製のサイクロトロンCypris HM-18を用いてCu-64の合成を行い、Cu-64 PMSAの合成は、ホットラボ室で行う。 合成された、Cu-64 PSMAは、RI研究施設にて各腫瘍移植モデルマウスの尾静脈より投与を行い、経時的に動物用PETカメラ(Inveon, Siemens社製)にて、甲状腺癌への集積状態を撮像する。腫瘍への集積は、SUVmaxでの評価を行う。経時的撮像では、1時間までは、ダイナミック撮像を行う。そして、各群5匹とし、腫瘍への集積量を%ID/gにて評価する。以上の実験により、Cu-64 PSMAの腫瘍移植マウスでの集積について評価を行う。
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