研究課題/領域番号 |
19K08227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
生口 俊浩 岡山大学, 保健学域, 教授 (90423293)
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研究分担者 |
金澤 右 川崎医科大学, 医学部, 教授 (20243511)
平木 隆夫 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (50423322)
松井 裕輔 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (50614351)
冨田 晃司 岡山大学, 大学病院, 助教 (10823883)
杉本 誠一郎 岡山大学, 大学病院, 准教授 (40570148)
都地 友紘 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (60828367)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 肺癌 / マイクロ波焼灼術 |
研究成果の概要 |
マイクロ波凝固療法は日本においても自費診療で肺腫瘍に対する治療の1つとして行われつつあるがその焼灼範囲に関してはまだまだ不明な点が多かった。今回の研究結果は、今後我々が臨床において肺腫瘍を焼灼する際に焼灼プロトコールを決定する根拠の1つとなり得ると思われる。また、ラジオ波焼灼術では気管支や血管による冷却効果により焼灼範囲が狭くなることが知られているのに対して、マイクロ波凝固療法はほぼ生じないと言われていたが、今回の結果において複数例生じていたことから、マイクロ波凝固療法においても冷却効果が起こりうることが示され、臨床において術者に大きな情報をあたえることとなった。
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自由記述の分野 |
放射線診断・IVR
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療選択の限られている肺癌患者に新たな治療法を確立することは死因1位の癌の中でも肺癌が最多である我が国において重要な意味を持つ。マイクロ波焼灼術(MWA)はRFAより強力であるため焼灼時間が短い、より大きな焼灼範囲を得られる、対極板付着部の火傷の危険がない等多くの利点がある。動物実験にて焼灼プロトコールの確立、肺動脈・肺静脈や気管支によるheat sink effectの影響の検証が必要であるため焼灼実験のプロトコールを作成し実験を完遂し、出力と時間に応じて以下に焼灼範囲が変化するかデータを得、加えてMWAであってもheat sink effectを全く生じないわけではないことが判明した。
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