研究課題/領域番号 |
19K08243
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
粕谷 吾朗 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部, 医長(定常) (00639932)
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研究分担者 |
松藤 成弘 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医学・医療部門 研究企画部, グループリーダー(定常) (00280743)
牧島 弘和 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部, 医師(定常) (50817278)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 前立腺癌 / 粒子線治療 / 重粒子線治療 / 放射線治療 / 短期照射 / 4回照射 |
研究実績の概要 |
本研究の目的である、限局性前立腺癌低・中リスク群に対する炭素イオン線4回照射法の線量増加第I/II相試験を実施中で、その安全性、経時的なQOL変化、および有効性の調査が順調に進んでいる。 低・中リスク群前立腺癌に対する重粒子線4回照射を60症例組み込む線量増加第I/II相試験は、QST病院にて2020年5月までに47例の治療が終了する予定である。 現在のところ再発はなく、重度の副作用も認められていない。
小型線量計を使った研究については、線量計の作成が本研究には間に合わなかったが、別の臨床試験「限局性前立腺癌高リスク群に対する炭素イオン線4回照(jRCTs032190180)」において実施する。現在この臨床試験も2020年4月より上記と並行して行われている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
患者登録が順調に進み、治療効果や懸念されていた重度の副作用もみられないため。
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今後の研究の推進方策 |
2020年12月までに60名の患者登録と治療が終了する予定であり、本臨床試験は計画通りに順調に進められている。その後は3年の経過観察を経た2023年の論文投稿に向けて準備を進めていく。
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