研究課題/領域番号 |
19K08277
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
塚原 宏一 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (90207340)
|
研究分担者 |
宮原 宏幸 岡山大学, 大学病院, 医員 (00807654)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 活性酸素 / 活性窒素 / 急性腎障害 / 細胞機能修飾薬 / 酸化ストレス / 集中治療 / 多臓器障害 / レドックス |
研究成果の概要 |
小児ICUで管理される重症患者は容易に急性腎障害あるいは急性腎不全を発症する。今回の研究では、多臓器障害、心臓発生異常、呼吸器・アレルギー疾患、川崎病、IgA血管炎、腎結石症など腎臓合併症を呈しえる疾患を有する小児患者を対象に、生体応答で中核をなすレドックス制御(酸化ストレス・ニトロ化ストレス)、血管内皮機能を特異的生体マーカー計測によって検討した。これらの疾患において、それらが原疾患や合併症によって複合的に障害されていること、その病態生理の解明と継続的な生体マーカー計測が新たな治療方略につながることが結論された。
|
自由記述の分野 |
医学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
感染性、炎症性、腫瘍性疾患はいうに及ばず、呼吸器、消化器、腎血管、内分泌、代謝性疾患などにおいても,“酸化ストレス”は基本病態である。各疾患は急速進行性でも、慢性遷延性でも組織・臓器を廃絶に導く危険性を伴うが、これを防ぐ有効な手段として酸化ストレスの制御は重要である。一方、病状悪化を抑えながら組織・臓器を保護し再生させるためには,“血管内皮機能”を保持することも必要である。今回の3年間の研究では、この方面に特化した研究成果として一定の進展が見られた。
|