• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

TRECK法によるミクログリア除去モデルを用いた脱髄性疾患とてんかんの病態解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K08311
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関公益財団法人東京都医学総合研究所

研究代表者

佐久間 啓  公益財団法人東京都医学総合研究所, 脳・神経科学研究分野, プロジェクトリーダー (50425683)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードミクログリア / アストロサイト / ジフテリア毒素受容体 / TRECK法
研究成果の概要

組織特異的にジフテリア毒素受容体を発現させるためのノックイン(DTR-KI)マウスを用いて、ジフテリア毒素(DT)の投与によりミクログリアまたはアストロサイトを選択的に除去することを試みた。In vitroではDT投与によりミクログリアが選択的に死滅したが、CX3CR1-CreERT2・GFAP-CreマウスとDTR-KIマウスを交配してDTを投与しても目的の変化は得られず、何らかの理由によりグリア細胞に目的の遺伝子組換えが起こっていないと考えられた。並行して実験的自己免疫性脳脊髄炎、pilocarpineによるけいれん重積モデルを用いて検証を行った。

自由記述の分野

小児神経学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ジフテリア毒素受容体を用いるTRECK法ではDT投与後1-2日という極めて短時間で標的細胞を除去することができる。病相特異的なグリア細胞の役割を明らかにするためには目的の時期に合わせて迅速かつ確実に除去する必要があるので、速効性というTRECK法の長所は大きな強みとなる。また組織特異的Creマウスを用いることで様々な組織の研究に幅広く応用が可能であり、疾患動物モデルと組み合わせることで特定の細胞が疾患において果たす役割を包括的に解析することができる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi