組織特異的にジフテリア毒素受容体を発現させるためのノックイン(DTR-KI)マウスを用いて、ジフテリア毒素(DT)の投与によりミクログリアまたはアストロサイトを選択的に除去することを試みた。In vitroではDT投与によりミクログリアが選択的に死滅したが、CX3CR1-CreERT2・GFAP-CreマウスとDTR-KIマウスを交配してDTを投与しても目的の変化は得られず、何らかの理由によりグリア細胞に目的の遺伝子組換えが起こっていないと考えられた。並行して実験的自己免疫性脳脊髄炎、pilocarpineによるけいれん重積モデルを用いて検証を行った。
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