PRDM16高発現であるNUP98-NSD1陽性AML症例の検体を用いて、CHIP-seqを施行した。その結果、SKI、RUNX1等の既知のがん関連遺伝子に加え、複数の新規候補遺伝子を同定した。また、ATAC-seqにて、PRDM16高発現遺伝子AML群ではプロモーター領域がオープンとなっていることを突き止め、同領域のDNA低メチル化とあわせ、PRDM16の活性化によりAMLの難治化に寄与していることを同定した。さらに、様々な遺伝子背景をもつ小児AML48例でmicroRNAシーケンスを施行した。その結果、発現パターンから4つのクラスターに分類され、一部は既存の遺伝子異常と相関していた。
|