研究課題/領域番号 |
19K08355
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
平野 大志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90424663)
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研究分担者 |
神崎 剛 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (00816473)
湯坐 有希 東京都立小児総合医療センター(臨床研究部), なし, 部長 (30277090)
西崎 直人 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30561435)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ネフロン数 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、3次元構築したCT画像と腎病理組織から、小児の生体腎の総ネフロン数を世界に先駆けて推算することである。研究分担者である東京都立小児総合医療センターおよび順天堂大学において手術により腎摘出を施行、もしくは腎生検を施行された小児例の検体を入手した。順天堂大学、都立小児総合医療センター、それぞれ15例、16例の腎病理組織切片及び造影CT画像を入手した。さらに、順天堂大学の症例15例については、入手した病理組織、及び造影CT画像から腎臓の皮質面積、糸 球体容積、および腎皮質体積の算出を行い、ネフロン数を推定することができた。現在、都立小児医療センターから入手した16例について解析に着手している。本年度で全ての症例においてネフロン数の推算が終了予定であり、次年度からはネフロン数決定の因子(影響する因子)の検討に入る予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
共同研究施設である順天堂大学から15例、および都立小児総合医療センターから16例の検体を入手した。そして、順天堂大学から入手した15例については解析が終了しており、現在都立小児総合医療センターから入手した16例の解析に着手している。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画は概ね順調である。本年度で全ての症例のネフロン数推算を終了し、次年度はネフロン数決定に影響する因子の探索を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度は、全体の半数の症例の画像解析を現在までに行なっている。これから残り半数の症例の画像解析、さらにネフロン数決定因子の解析(全体)を行なっていくため、支出が今年度よりも多くなる予定である。
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