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2021 年度 研究成果報告書

グローバルな膜輸送障害に着目した先天性大脳白質形成不全症の新規細胞病態の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08358
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

李 コウ  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第二部, 科研費研究員 (70621994)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード先天性大脳白質形成不全 / カルシウム恒常性 / 細胞内輸送
研究成果の概要

Pelizaeus-Merzbacher病(PMD)は先天性大脳白質形成不全の代表的な疾患である。従来、変異体の髄鞘膜蛋白質PLP1蛋白質は、過剰な小胞体ストレスによって細胞に起こるunfolded protein response(UPR)により細胞死を誘導するものと考えられて来た。我々は変異体PLP1蛋白質が小胞体のカルシウム枯渇を介し、ER-Golgi体輸送を障害するという新規病態を解明した。本研究の成果は、PMDの新たな治療標的の同定につながるばかりでなく、同様の小胞体ストレス病態の関与が示唆される他の疾患の病態解明にも寄与すると期待される。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的及び社会的意義は、①これまで検証されていないPelizaeus-Merzbacher病の細胞カルシウム恒常性破綻と細胞内輸送障害に対して、生理機能と病態表現の面で検証することができるということである。②新規細胞病態のメカニズムを解明することにより、当疾患の治療法開発のための基盤になる知見を得ることが出来る点である。③本研究の成果は、新しい治療法の評価手段としても応用できる。

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公開日: 2023-01-30  

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