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2020 年度 実施状況報告書

微小環境トランスクリプトームによるヒト膵癌理解と治療最適化戦略の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K08362
研究機関東京大学

研究代表者

濱田 毅  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90723461)

研究分担者 立石 敬介  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20396948)
中井 陽介  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80466755)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード膵癌 / 分子病理疫学 / サブタイプ
研究実績の概要

本研究課題では、膵癌の臨床データベースに基づいた、基礎的・疫学的なアウトカム解析を予定しているため、臨床データベースの確立と多数例での詳細なデータ入力を行った。具体的には、日常診療として内視鏡的生検・超音波ガイド下生検または外科的切除術を受けた20歳以上の患者を対象とし、基礎情報(年齢、性別、原疾患、生活歴、家族歴、既往歴、常用薬剤、身体所見など)・血液検査・画像検査・内視鏡所見・手術所見・病理所見・生存予後情報などを詳細に収集しデータベース化した。

同時に、分子病理学的な解析用に、手術検体からの薄切スライドを作成し、膵癌の基本的な遺伝子の変異と発現レベルをPCR・免疫染色で行っている。この解析に伴い、病理サービス使用料の支払い、DNA抽出キット・試薬・器具などの購入を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

臨床データベースの確立を行い、約300例に及ぶ膵癌症例の詳細なデータ入力を終了した。また、分子病理学的な解析の方法の条件設定を行い、上記の症例群に対する解析を開始している。

今後の研究の推進方策

得られた分子病理学的データを臨床データベースに統合し、解析を行う。特に、疫学的な因子が膵癌患者の予後へ与える影響が、膵癌サブタイプによりどのように異なるかを検討し、個別化された膵癌患者のマネージメントに役立てる。

次年度使用額が生じた理由

本研究課題では、膵癌の臨床データベースに基づいた、基礎的・疫学的なアウトカム解析を予定しているため、第1-2年度は臨床データベースの確立と多数例での詳細なデータ入力に注力した。しかし、分子病理学的解析を予定通り開始しており、今後、臨床組織検体スライドの作成費や解析用の試薬・器具などの購入費を支払う予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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