今後の研究の推進方策 |
Hic-5によるがん組織の細胞外マトリックス分子構造変化を捉えるため、マトリックス三次元構造解析、高速フーリエ変換によるECMイメージングを引き続き検討する。さらにHic-5のがん間質制御機能について、ヒトがん組織より分離培養した細胞および膵がん細胞株を用いた共培養系を用い、Hic-5 shRNA導入によるがん細胞増殖能やがん関連線維芽細胞形質の一つである細胞外マトリックス リモデリング分子の発現変化を検討する。また膵がん細胞培養上清およびがん関連サイトカイン(TGF-β, TNF-α, SDF-1, Il-6)へのHic-5発現応答とそのメカニズムについて解析する。
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