研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝癌は全世界で第2位の死亡数をほこり、日本では男性は5位、女性は7位である。日本における肝癌の10年生存率は17.6%と膵癌に次ぐワースト第2位で予後不良である。肝癌の根治的治療としては切除が主体で、早期にはラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓療法、肝移植等が有効であるが、脈管浸潤や遠隔転移を有する症例の多くは予後不良であるため、より早期の診断法の確立と新規治療法が切望されている。本研究における我々の研究成果は学術誌(Yokoyama-Mashima S et al, Cancer Lett,2019)に採択され、肝癌における将来的な新規治療となりうる可能性を示しており有益な発見であると考える。
|