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2021 年度 研究成果報告書

腸管上皮オートファジーによる新規免疫調節機構の解析とクローン病新規治療標的の抽出

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08438
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

長堀 正和  東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 准教授 (60420254)

研究分担者 永石 宇司  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (60447464)
渡辺 守  東京医科歯科大学, 高等研究院, 特別栄誉教授 (10175127)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード腸管免疫 / 腸管上皮 / 炎症性腸疾患
研究成果の概要

本研究は申請者がこれまで見出してきた「腸管粘膜の免疫恒常性は腸管上皮細胞のオートファジー機能と粘膜内リンパ球とのクロストークによって制御され、その破綻がIBDの本態となる」という独自の概念を基盤として、オートファジーによる腸管粘膜の免疫調節機構を解明しつつ、その機能不全によって誘導される免疫異常からクローン病に対する新規治療標的を抽出することを目指している。その結果、当該研究期間に得られた成果から、生理的条件下で腸上皮細胞オートファジー機能を調節しつつ、免疫応答を生化学、細胞生物学的に解析することが可能な実験系の樹立が示唆された。今後、クローン病に対する新規治療法開発の基盤に繋がると期待する。

自由記述の分野

消化器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

炎症性腸疾患(IBD)の新規治療法開発を困難にしている理由は、腸管の免疫調節機構が未だ不明確なことにある。本研究の意義は腸管の粘膜免疫応答に関する研究を独自に展開してきた申請者らが、マウス腸管組織由来の上皮細胞初代培養技術を応用しつつ腸管特有の免疫調節機構を繙くことで、これまで実現し得なかった「腸管上皮細胞オートファジーによる免疫応答調節機構」の解明に向けた技術基盤を樹立するという免疫学的貢献ばかりでなく、IBDにおける腸管粘膜傷害に対するその特異的な免疫調節異常を標的とした新規治療法の開発基盤の創出に発展するものと期待できる。

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公開日: 2023-01-30  

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