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2021 年度 研究成果報告書

"心臓側の沈着促進因子”同定による、心アミロイドーシスの新規治療法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08493
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関大阪市立大学

研究代表者

泉家 康宏  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (10515414)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード心アミロイドーシス / 遺伝子発現 / 心筋生検
研究成果の概要

トランスサイレチン型アミロイドーシス患者において心臓病変の発症機序は不明である。本研究では心臓自体にトランスサイレチンの沈着を促進する変化があるのではないかと仮説を立て、心筋生検サンプルを網羅的に解析することでアミロイド沈着促進因子の同定を試みた。肥大型心筋症患者の心筋生検サンプルをコントロールとして遺伝子発現レベルを次世代シークエンサーで検出した。392個の遺伝子がトランスサイレチン型心アミロイドーシスで2倍以上に増加し、309個の遺伝子が2倍以上に低下していた。

自由記述の分野

循環器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

心不全の基礎疾患として野生型トランスサイレチンアミロイドーシス(wild-type transthyretin amyloidosis: ATTRwt)が予想以上に多いことが明らかになってきた。これまでのATTRwtに対する治療法は、沈着物質となるトランスサイレチンを標的とするものが多く、沈着臓器である心臓側から見た治療法の開発は皆無であった。本研究成果により、トランスサイレチン由来のアミロイド線維が沈着しやすい心臓の遺伝子発現が明らかとなった。これらの遺伝子の機能解析を進めることで、新しい側面から見たATTRwtの治療法の開発に繋がると考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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