研究課題/領域番号 |
19K08537
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
杉本 匡史 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (00818122)
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研究分担者 |
土肥 薫 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (50422837)
杉浦 英美喜 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (90763706)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 運動負荷心エコー |
研究実績の概要 |
組み入れ症例のリクルートならびに検査を開始し症例数を増やしていた。しかし、中国武漢を発生の地とする新型コロナウイルス感染(COVID-19)の流行に伴い、エアロゾルの発生しうる運動負荷試験はCOVID-19の原因ウイルスである新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の室内での拡散を助長しうるとの見解が日本循環器学会をはじめとする各関連学会から出された。これらの提言に従って当院では、不顕性感染者による院内でのCOVID-19感染拡大を助長する可能性を考慮し、外来での運動負荷試験の延期または中止を決定した。このため本来であれば本研究に組み入れることが可能な患者であっても、組み入れることが出来なくなり、研究が進まなくなってしまった。今後の見通しとしては、新型コロナウイルス感染の流行が日本または世界でどのような経過をたどるかを見守りながら研究の計画を再考していく必要がある。最新の知見によればCOVID-19の世界的収束は1年以上かかるとの見通しも出されてきており、本研究の継続が長期にわたって停滞する可能性も考慮する必要がある。いずれにせよ、患者および医療従事者の安全が最優先されるため、運動負荷試験の再開に関しては、学会等の提言を参考にしつつ、十分な配慮の上で検討していく必要がある。上記の見通しは、新型コロナウイルス感染に関する検査・治療の進歩により大きく変わる可能性もあるため、本研究の早期再開が可能となれば、速やかに再開する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染の流行に伴い、エアロゾルの発生しうる運動負荷試験が院内での感染拡大を助長する可能性を考慮し、運動負荷試験の延期または中止を行ったため、患者の組み入れが止まっている状態。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染の流行が収束するまでは、運動負荷試験の再開が保留となるため、現時点での予測は困難である。
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次年度使用額が生じた理由 |
購入予定であった心エコー画像の解析ソフトを部分的に購入したため、満額の使用には至らなかった。今後、追加して画像解析ソフトを購入していく予定です。
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