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2021 年度 研究成果報告書

コピー数多型解析によるトラスツズマブ誘発心毒性の発症予測

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08541
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

大谷 規彰  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (60380408)

研究分担者 久保 真  九州大学, 大学病院, 講師 (60403961)
山下 奈真  九州大学, 大学病院, 助教 (60608967)
秋吉 清百合  九州大学, 大学病院, 助教 (50567360)
筒井 裕之  九州大学, 医学研究院, 教授 (70264017)
井手 友美  九州大学, 医学研究院, 准教授 (90380625)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードトラスツズマブ / 心毒性 / ゲノム変異 / 挿入欠失配列 / 一塩基多様性
研究成果の概要

トラスツズマブ誘発心毒性発症21症例と未発症21症例の全エクソーム解析及び新規変異の同定を行った。その結果、心毒性発症群で検出され、未発症群で検出されない塩基配列変化箇所として234個の挿入欠失配列(InsertionおよびDeletion:InDel)、3,085個の一塩基多様性(Single Nucleotide Variation: SNV)が検出された。その中でTRIM7遺伝子座における変異 (exon5:c.684_685insTTT:p.F229delinsFF) は統計学的有意差が認められ、トラスツズマブ心毒性発症原因変異候補の可能性が示唆された。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では本邦独自のトラスツズマブ誘発心毒性の臨床像及び実態を明らかにした。厳格な基準を満たしたトラスツズマブ誘発心毒性発症群と未発症群での差異から、新規原因候補遺伝子、新規塩基配列変化を同定することができた。今回の候補変異が病態に及ぼす意義を解明するには、更なる症例の集積およびin vitroアッセイ系での解析が必要である。今後の更なる検討により、心毒性を回避し、より安全なトラスツズマブ治療の提供に結びつくことが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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