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2021 年度 研究成果報告書

心血管疾患関連遺伝子CSRPのヒト遺伝子変異による分子機能異常の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08556
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

中島 康弘  京都大学, 医学研究科, 特定講師 (20565585)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードヒト遺伝子変異 / 分子生物学 / ゲノム医学 / 動脈硬化
研究成果の概要

CSRP1のLIMドメインに存在するヒト一アミノ酸変異の分子機能異常を検討し、トランスクリプトーム解析(RNA-seq)によりin vitroにおいて遺伝子発現制御に異常を来す事が示された。疾患との関連の指摘のないデータベース上のヒト一アミノ酸変異においても有意な機能異常を有するものがあり、疾患の遺伝的要因となる可能性がある事が示唆された。RNA-seqにおいてSRFやGATAのターゲット遺伝子の発現制御へのCSRPの関与がプロファイル上確認され、同変異はその一部に異常を来した。分子機能異常が示唆される他のCSRPのヒト一アミノ酸変異も含め、病態生理への影響につき詳細な検討が必要と考えられた。

自由記述の分野

循環器内科学 分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

CSRPおよびCSRP1ヒト一アミノ酸変異による遺伝子発現制御についてin vitroでの網羅的遺伝子発現解析(RNA-seq)を行い、関連因子との協調的転写調節におけるCSRPおよび同LIMドメインの構造の重要性を示したとともに、意義が不明なヒト一アミノ酸変異においても分子機能異常を示すものがあることの実例を示した。遺伝子の一アミノ酸変異は分子機能上の多様性につながっており、疾患に影響するのはどのようなものであるのか、またどのような形で影響するのかについて分子生物学的側面を含め詳細に検討することが、疾患における遺伝的素因を理解していく上で重要であることを示唆した。

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公開日: 2023-01-30  

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