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2021 年度 研究成果報告書

尿毒素による心不全発症・再発の病態解明と新規治療戦略の基盤構築

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08558
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

伊藤 浩  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (90446047)

研究分担者 中村 一文  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (10335630)
赤木 達  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (60601127)
三好 亨  岡山大学, 大学病院, 講師 (70444651)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード心不全 / 心腎連関 / インドキシル硫酸
研究成果の概要

高齢化に伴い心不全患者は増加の一途をたどっており、その予後は収縮障害・拡張障害ともに不良である。心不全発症において心腎連関が近年注目されるようになり、腎機能低下が心不全に悪影響を及ぼすことが多く報告されるようになってきたが、心腎連関の病態進展の分子機構は未だ不明な点が多い。本研究では、臨床研究として尿毒素の1つである血中インドキシル硫酸と心不全発症の関連を前向きの多施設レジストリーにて検証した。慢性腎臓病を合併した心不全患者におけるインドキシル硫酸濃度は、その後の全死亡や心血管イベントと関連することが明らかとなった。

自由記述の分野

心不全

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、心不全患者の予後にインドキシル硫酸が関係することが明らかとなった。高齢化に伴い心不全患者は増加の一途をたどっており、その予後は収縮障害・拡張障害ともに不良である。心不全の薬物治療としては、レニンアンジオテンシン系阻害薬、β遮断薬などがあるが、心不全による死亡率は以前高く、新規治療法の開発が望まれている。本研究はインドキシル硫酸を軸とした新規心不全治療戦略の開発につながる可能性がある。また、心筋での尿毒素の分子動態の解明は、その作用点における創薬につながる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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