研究課題/領域番号 |
19K08580
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中川 靖章 京都大学, 医学研究科, 助教 (70452357)
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研究分担者 |
桑原 宏一郎 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (30402887)
錦見 俊雄 京都大学, 医学研究科, 非常勤講師 (80291946)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | proBNP / 糖鎖修飾 |
研究成果の概要 |
BNPは心臓から分泌される心保護作用を持つペプチドであるが、我々はBNPと比べ非常に生理活性の弱い前駆体proBNPが血中に存在し、その分泌メカニズムにproBNPの糖鎖修飾が関与していることを報告してきた。本申請研究では糖鎖構造の解明による新たな診断法の創出に向けて糖鎖構造解析を試み、非心筋細胞で産生されたproBNPでは糖鎖構造が多様である可能性が明らかとなり、心筋細胞からのより生理的な状況での解析を今後も進める。一方、miR30やGALNT以外の分子の糖鎖修飾への関与や、病態によって関わる分子が変化するなどの可能性が考えられる結果が得られ、新規治療法の創出に向けての研究も更に進めていく。
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自由記述の分野 |
分子心臓病学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、低活性のproBNP分泌メカニズムの一端が明らかとなり、これらの分子メカニズムを修飾することで、心不全の新たな診断法や、活性の強いBNPの分泌が促進されるような新たな心不全治療の開発につながる可能性が有る意義のある研究成果が得られたと考える。
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