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2021 年度 研究成果報告書

生体内代謝イメージング法の確立と代謝改善を介した革新的心不全創薬へ向けた基盤研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08581
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

木岡 秀隆  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70642099)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードエネルギー代謝 / イメージング / 心不全
研究成果の概要

本研究では、1)新しい代謝イメージング法の確立、2)ATP産生増加により心不全を改善させる治療戦略の概念実証、3)エネルギー代謝に基づく心不全層別化を目標とした。MRIを用いてクレアチン(Cr)のイメージングを確立した。Crが豊富な骨格筋、精巣での画像化を行ったが、今後心臓でのイメージングに繋がる技術開発である。また、ミトコンドリアでのATP産生を増強させる分子G0s2に着目し、G0s2強制発現させたゼブラフィッシュが、低酸素下においてもATP産生を保持することで心機能を維持することを示した。最後に心臓核医学検査によりミトコンドリア機能を評価し、心筋症の治療反応性予測に有用であることを示した。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

心臓はエネルギーを大量に消費する臓器であり、エネルギー不足は心機能低下、つまり心不全に繋がると考えられる。本研究では、エネルギー状態の評価方法、エネルギー状態を改善させる治療法の有用性検証、そしてエネルギー状態が予後に与える影響について研究を行った。心不全の原因はさまざまであり、個々の病態に基づいた個別化医療が求められるが、本研究で開発した画像による評価法は個別化医療へ向けた層別化に有用と期待される。またエネルギー状態を改善させることで心機能の改善を狙った新たな心不全治療薬の開発に繋がると期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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