研究課題/領域番号 |
19K08586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
藤原 亮 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (20733447)
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研究分担者 |
平和 伸仁 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (20315766)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 高血圧 / LPIN1遺伝子 / fld / 交感神経 / 脂質代謝 |
研究成果の概要 |
われわれはゲノムワイド関連解析によりLPIN1遺伝子が高血圧感受性遺伝子であることを報告した。そこでLPIN1遺伝子が実際に血圧に影響することを確認するために、LPIN1遺伝子欠損マウス(fldマウス)を用いて実験を行った。fldマウスは自由行動下24時間持続血圧測定において収縮期血圧と心拍数が有意に上昇しており、尿中カテコラミン排泄量が有意に増加していた。また中枢性交感神経抑制薬であるクロニジンに対する高い血圧応答を示した。これらの結果より、fldマウスの血圧上昇には交感神経系の活性亢進が関与していると考えられ、LPIN1遺伝子が本態性高血圧症の新たな標的遺伝子となることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
高血圧
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の高血圧者数は約4300万人と推定され、高血圧に起因する脳心血管病死亡者数は年間約10万人であり、脳心血管病死亡の最大の要因である。しかし、3種類以上の降圧薬を用いても血圧がコントロールできない治療抵抗性高血圧は,10%以上にも達すると報告されており、血圧のコントロールは喫緊の課題である。本研究は、LPIN1遺伝子が生体レベルでも血圧調節に重要な役割を果たしていることを示した初めての報告であり、本態性高血圧症の新しい治療薬の開発につながる可能性がある。
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