研究課題
本研究では、肺がん患者の治療における放射線肺障害、薬剤性肺障害の発症をあらかじめ予測することによるプレシージョン・メディシンの確立を目的としている。そのために、血中細胞外マトリックス濃度、miRNAや遺伝的背景を肺障害発症患者を非発症患者と比較すること、または発症前後の経過を比較する。現在、障害発症前の肺がん患者についての血液検体の収集を行っており、検体は徐々に集まってきている状況である。また、血中細胞外マトリックス濃度の測定については検体が集まり次第、測定を開始することが、以前の検討でも東洋の検討を行っており、すでに測定を行うことができる体制は確立している。一方、miRNAの検討と遺伝的背景についての検討については、まだ確立しておらず、遅れがでている。更に、放射線肺障害や薬剤性肺障害発症肺がん患者の解析には発症を迅速に把握して検体収集する必要があることもあり、検体収集に遅れがでている。
3: やや遅れている
放射線肺障害、薬剤性肺障害発症前の肺がん患者の検体収集は進んでいるが、発症後の検体採取に遅れがあるため。
放射線肺障害や薬剤性肺障害を発症した患者を確実に把握して、検体収集に努める。
物品、測定用試薬の購入がまだ少なかったことと、学会参加に伴う旅費などが多かったため。今後は、対象患者の選定と急ぎ、解析を急ぐ。
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