研究課題
基盤研究(C)
妊娠時の悪環境は胎児に成人後にも残る遺伝子制御上の影響を残し、妊娠中の過度な低栄養やストレス反応は成人後に様々な疾患を引き起こす。本研究ではこれらのストレスによって血圧制御中枢である視床下部だけでなく、腎臓での尿細管での食塩再吸収調節因子が先天的に変化し,食塩感受性高血圧の発症原因となりうることが示された。
高血圧
胎児期の母体へのストレスが、成人後の高血圧発症の原因になりうることを示し、さらにその原因となりうる機序の解明につながる成果をえた。今後研究を進めることにより、現在ほとんど原因のわかっていない高血圧の発症の原因を明らかにし、新しい治療の解明に繋がると考えられる。